2017年9月8日金曜日

HOLGAがやってきた

自分で35mm白黒フィルムを現像するようになったので、むらむらと120フィルムカメラも扱ってみたくなってきた。
120フィルム(中判フィルム)って、お店でスピード現像してくれないから、興味はあってもあまりそそらなかった。
120フィルムカメラ持ってることは持ってるんだ。HOLGAのステレオカメラ。(このブログ2015.10.19の記述) しかし左右のシャッターがちゃんと同期しないのでほとんど使用してないのです。HOLGAステレオカメラだとフィルム1本で6テイクだからコストもね〜。

で、またHOLGAを一丁買いました。120フィルムなら、高精細・高ダイナミックレンジな写真を撮りたくなるけど、それなりにお高いカメラが必要でしょうからまあ、HOLGAで。

ガラスレンズなら、中心部分だけでもそれなり高精細になってくれるかな〜。
HOLGAステレオカメラを使用してみて内蔵ストロボが非力な事を知ったので、ホットシューに外部ストロボを付けられるのがいいな〜。
という事でガラスレンズ・外部ストロボのHOLGA120GNを買いました。アマゾンで未開封品2478円。ハコ捨てちゃうから記念撮影しておこう。
写真にはないけど、全体が透明プラスチックの箱に入ってて、それがかなりボロボロでした。それでちょっと安かったみたい。

日本の販売店のカタログと、日本語の説明書もある〜!

645用マスクと、カメラストラップが付属。6×6マスクはカメラ内に入ってます。
6cm×6cmサイズだとフィルム1本で12枚。6cm×4.5cmサイズだと16枚撮れるらしいです。
なんとなく、6×6で撮る事が多いんじゃないかな。なんとなく。まだ使ってないもので。

フィルムは当然白黒で一番安いの、フジNEOPAN100ACROS。5本で2336円。


1本あたり467円、プラス現像代が100円として567円。12で割ってワンテイク47円!いいね!
ちなみに、35mm4眼カメラでカラーフィルムだと…一番安いフジのC200が1本あたり360円で現像代がお店によるけどパレットプラザの702円で計1062円。18テイクで割ってワンテイク59円。
今までの4眼より安いと思うと、なんだか撮りやすい。(白黒4眼だともっと安いけど)
前述のHOLGAステレオカメラをほとんど使わなかったのは、お店で現像としか頭になくてワンテイクあたりのコストと仕上がりを考えてたから。自分で現像となると、また使ってみるかも。

そして現像タンク!こないだ買った35mmフィルム1本用は120フィルムで使えないから、120フィルムでも使える「35mmフィルム2本用」を新たに購入。えー!買ったばかりのタンクがもういらないの?もったいねー!だって自分で120フィルムを現像する現実感がその時にはなかったんだよ。

LPLが輸入販売してるスペインのAP社製。

さて、当ブログではだいたいカメラを買ったら写真もアップしてますが、今回はまだです。まだ撮ってないから、というのもあるけど、120フィルムをスキャンできるスキャナがないんだな〜。どうしよ。
ネガフィルムだからスキャン・反転しないと何がどう写ってるかわからんのだが。
スキャナ買うのは…来月以降かな。まあその問題は後で。


2017年9月5日火曜日

自家現像するならノイズまみれにしてみたいのだが self development 2

前回の記述 白黒フィルム現像やってみた のつづきです。

どうせ自分で現像するなら、失敗してベロベロ(?)になった画像とかやってみたい。
まず、無難なところで、薬品をいじらなくていい、水洗いの時間を変えてみよう。
Wikipediaか何かで、ちゃんと現像するには水洗いの時間が1時間必要とか、そんな記述を読んだ気がする。1時間!そりゃあ促進剤が欲しくなるね。

なのでまず、水洗促進剤なしで、5分間の洗浄のみ。それ以前のプロセスは正常にやってみた。
カメラはNishika N8000 浅草にて
うーん、普通に現像できてる気がする。
一部拡大すると
この、うごめく黒い点々がかっこいいけど、水洗時間短縮のせいなのかよくわからない。nimsloではあまり見ないけど、他のカメラ、NishikaやImageTech3Dfxだと、お店で現像してもたまにこういうのがあるよ。まあこれはわりと多く黒点が出てるかな。
しかしGIFだとだいたいワイド500ピクセルぐらいにするので、拡大しないと分からないノイズはつまらないですね。


では、水洗いの時間を1分にしてみよう。
なんか、普通に奇麗に現像できてると思うのは私だけでしょうか。

浅草演芸ホール
露出の問題はあっても、ノイジーではないなあ。

洗浄に水ではなく炭酸水を使ってみよう!
なにか刺激にムラができたりするかしら。

普通に現像できました !白黒で撮ると時代がわかりにくい、人力車!

ウィルキンソン浅草寺!

炭酸水でも洗えますね。コストがかかるので今後はやはり水で。

では、水洗いなし。さっと水を流す程度で、5秒ぐらい。
近所のお稲荷さん。四ツ谷稲荷神社。
奇麗とは言えないかな。おそらく、フィルムの能力を引き出すという点では失敗なんだろうけど、自分が求めているのはもっと破滅的な何かなのだ。

とりあえず、水洗促進剤っていらないんじゃないかな〜と。普通に5分以上水洗いすればいいんじゃないかな〜と。まあ今ある分は使いますか。
あと、ドライウェルも使わなくなりました。キッチンペーパーで拭いてます。ノイズとか関係なく、これでいいじゃん、って。手ェヒリヒリするしね。

おそらく、写真をPCでレタッチできるようになる以前は、現像で失敗した点をプリント時に補正するのは大変だったのではないかと。特に黒点が気に入らなかったら筆で修正するしかないだろうから。
それで「完璧な現像」が求められるようになったのではないかと。いやまあ、それでいいんですけど。

今日のところは、スチールたわしでフィルムをこすってノイズ作りをしておこう。
フィルムの神様に怒られる〜。

浅草神社
いい感じの「雨」

100円ショップに、もうちょっとゴリゴリできるの売ってました。
スチールが一番固いみたい。

バンダイ前のキャラクターストリートにて。
これくらいノイズさんには目立ってもらいたい。

以上、すべてカメラはNishika N8000
フィルムはフジNEOPAN100ACROS
しかしフィルム現像後に傷付けるって、自分で現像しなくてもできるから、つまんないな〜。



フィルム洗浄にも使えます。

私は普通に味のある、ジンジャーエールがいいな。

2017年9月1日金曜日

白黒フィルム現像やってみた self development

revologの高いフィルムを装填するのに、無駄なくフィルムを使いたいのでチェンジバッグを買ってみました。(このブログ2017.8.10の記述)
まあ実際には、真っ暗なトイレで装填すればいいから、あんまり使わないんだけど…
買ってみたらアマゾンから現像用品をプッシュされるようになりました。
じゃあ、、やってみようかしら。

検索すると、現像だけなら暗室不要で、白黒ならそんなに難しくないみたい。
http://aremo-koremo.hatenablog.com/entry/2014/09/10/113418
などなどいくつかのサイトを参考にして、道具、薬品を買ってみた。

プラスチック現像タンク、35mmフィルム1本用。


フィルムピッカー

これは現像するしないに限らず、前からちょっと欲しかった。
フィルムを意図せず巻き込んでしまった時などのために。

温度計、現像に適してるかどうか不明だけど、温度が分かればいいでしょ。


あと、僕がアマゾンで買ったのは、水洗促進剤

現時点でアマゾンをみると物が72円で送料が540円だって!
僕が注文した時は送料込み358円ってのがあったんだけどね。

他にも、現像剤フジスーパープロドール、停止剤フジ酢酸、定着液スーパーフジフィックス、水切り液フジドライウェルなどを…ヨドバシカメラで買いました。アマゾンだとそれぞれ送料500円ぐらいかかるんだもん。東京に住んでいると、お店にも無理なく行けるからいいね。

ただ、後日書くけど、こんなに薬品買わなくてもよかったような。現像剤と定着液だけでもよかったかも。まあそれは後日…

それぞれの薬品をうすめて保管しとくボトル。空のペットボトルと、数が足りなかったので100円ショップで適当なボトル。それと、計量カップと「ろうと」も100円ショップで購入。

さて、やってみよう!
夏のことなので水温が下がりませんね。27度か…まあいいや、それなりに適当に現像と定着の時間を短くしてみた。
現像、停止、定着と、液を入れ替える時のロスタイムを少なくした方がいいだろうから、けっこう忙しいですよ。
どのタイミングでタンクからフィルムを出していいのかよく分からなかったけど、「流水で水洗い」って書いてあるサイトがあるから、この時点ではタンクから出してるんだろうなあ…
後でわかったけど、タンクのフタだけ外して水を流す方が楽で早いし、リールに入っていればフィルムがぺったり密着してないから効果もたぶん高い。
リールから外して水洗いしてしまった。これではフィルムが密着してるから離してやらないといかんなあ、と薬品に手をつっこんだり。

できた!できたのか?
ちゃんと現像できてる!たぶん!スキャンスキャン!
わりとちゃんとできてるんじゃね?

nimslo 3Dカメラで撮影
フィルムはフジのNEOPAN100ACROS

西新井大師にて。
いいね〜。
しかしチラチラするのは現像ムラ?(ワンテイク4枚組の中で明るさが違う)
いやいや、nimslo 3Dは1980年頃のカメラで、レンズが汚れてるから。お店で現像してもこれくらいは…
新橋駅前ビルのタヌキ。順光ではあまりちらちらが発生しないはずなのだが、これくらいはありかなあ。うむむ。

こちらも新橋駅付近。
白黒で撮ると昭和っぽい!

MINOLTA PROD-20'S(このブログ2017.2.19の記述)でも撮ってみた。同じフィルムを途中でカメラ替えてみて。テスト現像なので複数のカメラで撮りたいよね。
西新井大師にて

こちらも西新井大師にて
ストロボ光ってしまった。PROD-20'Sはストロボ自動発光のみなのだ。

うむむ、現像、うまくいったと思いますよ。面白い!手がヒリヒリするけど!
そして安い!フィルム1本あたり100円もかからないぞこりゃ。もっと早くやってればよかった!いやほんと。

ところで廃液をどう処理するのか。検索してみると、10年ぐらい前までは、個人なら「大量の水で薄めて流す」というのが推奨というか、それでしゃーないよね、という感じだったみたい。
今は「処理業者に任せるのが常識人」みたいで、個人もコンプライアンス遵守の時代になったというか、パッシング社会になったというか。
業者にお願いしてもいいんだけど、ええと、まず廃液を種類ごとに20Lのポリタンクに溜める…
にじゅうリットル!
現像液は1リットルでフィルム10本処理できるから…まあ20リットルいっぱいじゃなくてもいいんだろうけど、白黒ばっかり撮るわけじゃないし、2、3年かかりそうだ!
どこか写真サークルにでも入れば、そこで集めてたりしてないかな。

今回使用したフィルムは、NEOPAN100ACROSS

アマゾンで売ってる白黒フィルムの中で一番安いヤツ。それでも現時点で36枚撮り3本1600円だから、1本533円。安いカラーフィルムに比べたら、ちょっと高いよね。
数年前だったら、「安いカラーフィルム」と「安い白黒フィルム」を比べたら、白黒の方がぐっと安かった気がするんだけどなあ。数年前じゃないか、10年前か、もっと前か。