2012年9月24日月曜日

Holga Lens for Canon SLR - HL-C テスト撮影

Holga Lens for Canon SLR Cameras - HL-Cを買いました。
Holgaと言ったら世界に冠たるトイカメラメーカーですが、デジタル一眼に装着するレンズも売ってるのです。
安ものプラスチックレンズでトイカメラ的風情にひたろう、という事ですね。


トンネル効果を出すために、わざわざシボリ穴をただの正円ではなく、ポチポチっと小さい穴をまわりに配置してます。
なーんだ、レンズそのものでトンネル効果を出すんじゃないんだ。


日曜日だというのに雨が降ってたので、これはいい!撮影をしよう!
雨っていいよね。水が空気中あちこちにあって動いてるんだぜ。とてもいい映像が撮れる。音も大好き。
これで濡れなければもっといいんだが。

アパートの敷地内で少し撮って、近所をひとまわりして路上で撮って、段々テンションが上がって来たので、近所の公園に行きました。
普段なら真夜中でもなければ必ず人がいる公園なんだけど、雨だと誰もいませんね。
こんなに人がいないんだったら三脚でじっくり撮ってもよかったなあ。
近所をまわっている時はミニ三脚を使ってたんだけど、公園では一脚にしたのです。なんとなく。

カメラはCanon EOS 7Dです。
デジタル一眼の中では耐水性が高いらしいです。
小雨ぐらいなら大丈夫、らしいです。
でも今日の雨は小雨じゃなかったな。普通に降ってた。かなり降ってた。
ボディに耐水性があっても、レンズはそうでもないかも知れないから、今まで雨の中では撮らないようにしてたけど、
今回はカメラの上からタオルをかけただけで、まあなんとかなるかな、と。
Holgaレンズは筒が出っ張ってないので、雨にもあまり濡れないだろう、と。
公園で15分ぐらい撮影してたけど、カメラにタオルをかぶせただけで、問題となるほどは濡れませんでした。
人間はかなり濡れましたね。



面倒がらずに三脚を使えばよかったな、と思ってたけど、後で映像を見たら、三脚を使ってない方がなぜかいいような気がしたので、その中から3テイク、YouTubeにアップしました。
音声は7Dのマイクで録ったものです。

Holgaレンズのシボリはf/8のみ、
動画だからシャッター速度は1/30秒より遅くできないので暗いです。でも、こんなに暗いものかなあ。
だってISO5000に設定してるんですよ、これ。
モノクロにしてるのは撮影時からです。
ピントは最近で1.5mぐらいに合うようです。
f8だからまあ、ピントの合う範囲はやや深いですけど。
この動画ではわかりにくいけれど、ピントが近いほど、トンネル効果が人工的なのがバレバレになってしまいます。




雨はいい、雨はいいねえ。
なんとなく、濡れてもそんなに困らなそうなレンズ、Holga Lens
近所であれば、人間が濡れてもすぐ家に帰って着替えられるから、傘も持たずに撮影に集中できる。
出先で雨の中で撮影するのはやっかいだなあ。キャンピングカーが欲しいですねえ。

2012年9月22日土曜日

Nishika N9000を持って金魚展 artaquarium

Nishika N9000を持って東京・日本橋三井ホールでのアートアクアリウム展2012に行きました。
金魚のオサレな展覧会ですね。
ストロボを使わなければ撮影自由ということで、いいね!(どのみちN9000はストロボ使えないんだけど - このブログ2012.9.22の記述)
まあ昨今は携帯やらデジカメやらみなさん持ってますから、なんだかもう、金魚の撮影イベントみたいになってました。

アートアクアリウム展のサイト
http://h-i-d.co.jp/art/
9月24日までやってます。

とっても暗い環境が予想されるし、N9000はシャッター速度1/70秒のみ、シボリは開放でもf8なので、ISO1600のフィルムを使いました。
う〜ん、それでも暗いだろうなあ。
金魚にスポットライトが当たっていれば、撮れるかな。むしろ明るすぎたりしなきゃいいんだけど、ぐらい思っていたんだけど、明るすぎはしませんでした。やっぱりちょっと暗いなあ。

このように4枚の写真を一度に撮影できます。
N8000と比べると、フィルムの4枚セットごとの間隔が狭いですね。フィルムを切る時に慎重にやらないと。
これをこのままぴくぴく3Dにすると
IMG093 アートアクアリウム展補正なし (Animated GIF/wiggle 3D)
こうなります。
レンズの歪みに個体差があるので、ダイヤモンドが伸び縮みしてるように見えます。
補正してみました。
IMG093 アートアクアリウム展2012 (Animated GIF/wiggle 3D)
ちょっとはましになったと思いますが。。

どのように補正したか、メモしておきます。
上の4枚横長の画像で、左から1、2、3、4として、
1を99.7%に縮小
2を99.5%に縮小
3を99.3%に縮小
4の横幅を100%、高さを99.7%に縮小
まだ改善の余地ありそうですね。

そもそも、レンズの個体差が原因で歪みが出てしまうとしても、決まった方程式で常に正しく補正されるのか、それもはっきりとは言えない気もしますが。

もう一枚貼付け〜
IMG084 アートアクアリウム展2012 (Animated GIF/wiggle 3D)
暗いね〜。ノイズ激しいね〜。

Fuji W3も持って行きました。
平行法
DSCF0868 アートアクアリウム展2012 (parallel 3D)
交差法もあります。
http://www.flickr.com/photos/parallel_yoshing/8003015339/
こっちの方が断然きれいですが、シャッター速度が1/20です。ISO800に設定してました。
動き回る金魚を撮るにはもっと速い方がいいんだけど、速くすると暗くなるし、感度は上げたくないし。

W3の画像と、N9000の画像とで、色がだいぶ違いますね。
N9000のフィルムはフジのNatura1600
現像は近所の55ステーション、デジタイズはエプソンGT-F730
ただノイズが激しくて、緑のノイズが多いので、緑のレベルをぐっと下げるように補正したら、こんな色になってしまったのです。
でも、行った人はわかるだろうけど、照明の色がコロコロ変わるので、どの写真が正しい色なのかって、わかりませんよもう。

Nishika N9000がやってきたけどストロボが

7月に買ったNishika N8000につづき(このブログ2012.7.16の記述)、N9000を買いました。
N8000は大きいので、もうひとまわり小さいN9000が欲しいな、と思っていました。
小さいとは言っても、現物を見ると、うーん、小さくはないぞ。横幅140mmはいいとしても、奥行きが50mmもある。

eBayで27ドルでした。カメラ本体が12ドルで、送料が15ドル。

これ、1990年代前半頃のカメラだと思うんだけど、新品で来ましたよ。
すごいねアメリカって。20年近く前のカメラの新品の在庫がある、まだあるんだから。
倉庫のレンタル料が安いんだろうなあ。いや、日本が高いのか。

N8000とN9000、ふたつ並べてみました。
前後に配置したので、大きさの比較はしにくいですが、まあN9000の方がひとまわり小さいです。

デザイン的にはN8000の方がそそるなあ。
ただ、少し使ってみた感じだと、N9000の方が指が入り込みにくい気がします。

シャッターボタンや巻き上げレバーの感触はN8000の方が断然いいですね。

N9000のいい点。レンズカバーがある!これはいい!

すげー、ファインダーと連動してる!

シボリはf8とf16の2ポジション。
このシボリのツマミが動かしにくい!固いって言うのか。
あまり軽くても困るけど、さっと動かせないですね。プライヤーが欲しくなる。
固さの問題ではなくて、ツマミのデザインの問題だと思います。もっとレバー的な形状にすればいいのに。それが普通なのに。
シャッター速度は1/70秒のみ。説明書(英語)にはISO200のフィルムを標準使用して下さい、てな事が書いてありますね。

さて困った事に、ストロボが使えませんよ。光りませんよ。
説明書にNishikaの純正ストロボが使えると書いてあるんですけどねえ。僕は純正ストロボ持ってるんですけどねえ。
装着して、シャッター押しても光らないのですよ。
ナショナルのPE-160というストロボも持ってますが、それも光りません。
どっちもN8000ではちゃんと光ります。
困りますねえ。Nishika純正ストロボもわりと大きいので、ストロボを持って行くとなると荷物のかさが増えてしまう。PE-160とN9000の組み合わせだったら、より小さくていいかなーと思っていたんだけど。

よく見るとアクセサリーシューの底面がフラットになってないんですねえ。

他のカメラを見るとフラットになってる。ちゃんとストロボ側の接点が丸い部分と接触するように。
でもN9000は1ミリぐらい凹んでる、というか固定金具の部分が浮いてるような。製造工程の精度の問題ですね。
新品ですよ。箱、未開封でしたから。

このわずかな凹みのせいでストロボの接点が接触しないのかも、と間に銀紙をはさんでみました。やっぱり光りませんでした。充分な厚みがあると思うんだが。
いやそもそも銀紙作戦はやってはいけないのか?でもN8000でもやってみたら光りました。

内部で断線してるのかなあ。
明るくないレンズのカメラなので、ストロボ使えないってのはよろしくないですね。
残念。

それでもまあ、N9000を持って撮影に出ました。日本橋三井ホールでのアートアクアリウム展に行きました。
そこではどうせストロボ使えないからまあいいか。
-つづく-

ところで「銀紙」ってあまり聞かなくなりましたね。