2011年5月1日日曜日

RICOH CX4がやってきた 記述2

-記述1のつづき-

リコーのデジカメ専用リモコン CA-1のケーブルをぶった切って、二股にしてみました。グレイのケーブルはCX4付属の、PCとつなげるためのケーブルです。

ただよじってつなげただけですが、信号を同時に伝送するという目的は達せられるのではないかと。

とりあえず1台だけでどちらにつなげてもシャッター切れるので、これは2台でシンクロできるんじゃないかと、勢いでもう一台購入。
デジカメオンラインで4月半ばに。21800円で、4GBのメモリーカード2枚付と液晶ガードシールがついてるので、その時点ではアマゾンより安かったのだ。

まあ、今はデジカメオンラインでいくらなのか、調べてないのでわかりませんが。調べたくないな。

2台をひとつのリモコンでつなげてみて、ちゃんとシンクロするのかな?
1秒50フレームのムービーを作って、パソコンでフルスクリーン再生、それを撮影してみました。
どうやらパソコンのモニターは1秒50フレームのムービーをちゃんと再生してるようです。

1秒50フレームで2秒のムービーを繰り返し再生しました。
また、これはあくまでシンクロするかどうかのテストなので、角度などが違ってても気にしてません。

むうう、きっちりシンクロしませんねえ。
画像をクリックして拡大するとわかりやすいですが、シンクロする時もあるけれど、1/50秒ぐらいずれるのも珍しくないですね。

ケーブルの長さが2cmぐらい違うし、ひょっとしたら材質も違うかも知れない、と思ってケーブルを付け替えてみたのですが、さほど変わらないですねえ。
むしろカメラによる個体差で、こっちのカメラが必ず遅れる…というような事があるかと思って100枚ぐらいテストしてみたのですが、どうなのかな?という感じ。必ずどちらかが遅れる、という事はないです。

一般的には、1/50秒程度のズレなら、さほど気にならない、特に記念写真みたいにみんなじっとしてくれるなら、まず大丈夫なんだけど、
僕は動いてるものをフラッシュで撮りたいわけで、
特にフラッシュを使用した場合、このシステムのシンクロしないっぷりには、かなりがっかりしますね。

まあせっかくですから、このシステムを持って、ブラジルUFOのライブにいそいそと行ってきました。

中央のプレートはホームセンターで150円で売ってたものです。
このままだとプレート上でもカメラが動きやすいので、プレートとカメラ本体の間にビニールテープを貼ります。
カメラふたつともフラッシュを光らせるのもアリだけど、どちらか片方がヘンに明るくなってしまう場合があります(片方のカメラだけ、ふたつのフラッシュの光を受ける)、暗くなる方が「シンクロに失敗した」とはっきりわかるので、僕はひとつをふさぐ事にしました。
カメラの設定を光らせないようにすると、露出が変わってしまうので。

僕が好きなのはスローシンクロ撮影ですが、それができるモードというと「夜景モード」かな…
う〜ん、ある程度の照明下でやってるライブを撮るには向いてないですね。全体が明るくなりすぎる。できるだけ暗くなるように補正してみたけど。
やはりフルマニュアルで撮れないと。

トイカメラモードがあって、それが面白いのでバシバシ撮ってみました。
4月29日西荻窪Flatでのライブ写真。
平行法で立体視できます。
RIMG0011 "Brazil UFO" Apr 29, 2011 (parallel 3D)
RIMG0041 "Brazil UFO" Apr 29, 2011 (parallel 3D)
RIMG0048 "Brazil UFO" Apr 29, 2011 (parallel 3D)
トイカメラモードのおかげもあって、フジのW1で撮ったものよりも面白い、生き生きとした写真になってると思いますが、
だいたい40枚ぐらい撮って、シンクロに成功したのが15枚ぐらいです。
そのなかでこうやって、写真としてよさそうなのは…3、4枚ぐらいかな〜。

そもそも、W1を持ってるのに、なぜこんなことをやりたがるのか?
カメラとしてW1に不満があるから。色をもっときれいに撮りたい。
ステレオベース(ふたつのレンズの間隔)がもっと狭いものがいい。W1が77mmだから20mmぐらい短くなって、そのぶん被写体に近寄れるのです。
それだからまあ、写真だけ見ると満足できる結果なのだけれど、
準備と後処理が面倒なのと、シンクロ成功率の低さを考慮すると、あまりテンション上がらないですねえ。

ぴくぴく3Dにもしてみました。
RIMG0008 "Brazil UFO" Apr 29, 2011 (Animated GIF/wiggle 3D)
2枚の写真で大きさが違うのではないか?ズームが違うのではないか?と思われるかもしれませんが、そうではないです。
カメラの設置位置がタテもヨコもずれているので、レンズの中心になる部分が違うので、写ってるものの歪み具合が変わって来る、ということもあるでしょう。
RIMG0011 "Brazil UFO" Apr 29, 2011 (Aniamted GIF/wiggle 3D)
でもそれだけではなくて、そもそもふたつのレンズの歪みが違う、という事もあるような気がします。
同じメーカー、同じ型番でも。
リコーのCX4はコンデジとしては高い評価を受けてるようですが、それでもレンズの個体差は少なからずあるのではないかと。
しかしそれもそれで、こうやってぴくぴく3Dにすると、その歪みの違いで画像がよりダイナミックに感じられるので、まあいいかな〜と。
RIMG0048 "Brazil UFO" Apr 29, 2011 (Animated GIF/wiggle 3D)
ペンタックス ステレオアダプターの歪み具合よりか「面白い」と思います。

こうなると、W1のふたつのレンズの歪み差のなさ(まったくないではない)って、わりと凄いのかも。

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