2010年12月14日火曜日

DVD Studio Proで音声解説DVDをオーサリング

DVD Studio Proのバージョン4を使ってます。
たまにしか使わないから、細かい操作とか忘れちゃうんだよね〜。

音声解説トラック付きのビデオを作る、という仕事をやる事になりまして、どうやってやるかわからんが、多機能なソフトだから大丈夫だろう…
仕事の前に、試しにやってみよう!とは言え、先月のPCがインターネットにつながってない時期にその、ためしにやろうとしたものだから、検索して調べることもできず、ヘルプだけをたよりにやることになりました。

あれやこれや悩んだけれど、できてみたら簡単でした。
でも、半年もしたら忘れちゃうかも知れないので、ここにメモしておきます。
たぶん、同じように困ってる人もいるだろうから。

ビデオに音声解説トラックを付けること自体は簡単です。
当該ビデオトラックのトラックウィンドウを開いて、音声解説のサウンドファイルを素材ウィンドウからトラックA2にドラッグして、おわり。
これだけで音声解説付きDVDができますが、普通の音声(A1)と音声解説(A2)の切り替えは、リモコンのオーディオトラック切り替えボタンに頼るしかなくて、メニューで選択、ではない。
個人的にはそれでもいいと思う。自分がDVDで音声解説を聴く時は、リモコンで直接トラックを選んで、メニューから追うことはほとんどないから。

でも、仕事でオーサリングだから、メニューで選択できないとかっこわるいな〜。

で、それはスクリプトでやります。他にやり方があるのかも知れませんが、とりあえず僕がみつけた方法。
スクリプトとは言っても、テキストエディタで書くのではなく、インスペクタでプルダウンメニューやなんかで選んで作るので、難しくはないです。

プロジェクト メニュー/プロジェクトに追加/スクリプト
を実行。
スクリプトウィンドウに1行だけのコマンド Nop があるのでそれを選ぶ
インスペクタがスクリプトコマンドになる。コマンドのプルダウンメニューで"Set System Stream"を選ぶ。
パラメータのラジオボタンを"即値"にして
オーディオのチェックボックスをオンにして、プルダウンメニューで"オーディオストリーム2"を選ぶ。
すぐにビデオを再生する場合はスクリプトを追加。スクリプトウィンドウの「+」をクリックすれば新しい Nop ができるので、それを選んで、インスペクタのコマンドのプルダウンメニューを"Jump"にして
ジャンプ先を当該トラックにすればOK

このスクリプトをメニューのボタンに割り当ててやれば、DVDのメニュー画面でボタンを押すと音声解説トラックでビデオが再生されます。

ここまでやったら、音声解説をOFFにするボタンとスクリプトもないとね。同じ手順で作ります。
OFFにする場合は、スクリプトですぐに再生しなくてもいいだろうから、メニューに戻るジャンプを付けます。
そのジャンプコマンドなしで、シュミレートしたらば、なんか真っ黒な画面になってしまったので、どっかしらジャンプした方がいいみたい。

こうやって書いてみると簡単、やってみても簡単なんだけど、ヘルプマニュアルだけで最初にできるまでは時間かかりました。
ええと、音声トラックの切り替えは"Set System Stream"でやれるとして、その前にどのビデオなのか指定しなきゃならんだろうから…どうやってやるんだ?
僕のぼんやりした知識だと、コマンドの基本はまず対象物を指定して、その後に指令を送る、という順番なはずで、あれ?そうじゃないんだ、というか対象物はDVD全体になってしまうのね。
それに気付くまでに色々試行錯誤してしまったのです。

ほんと、DVD Studio Proって、多機能だけど解説本がほとんどないみたい。
みんなどうやって使い方を知るんだろう。
アップルストアのセミナーでも行こうかな。

2010年12月6日月曜日

せっかく経済没落中なのに 〜青少年健全育成条例に思う

このところまた東京都の青少年健全育成条例改正案が取り沙汰されてますね。

僕はここ10年ほど、漫画をほとんど読まないし、アニメも宮崎アニメぐらいしか見てないけれど、それでも"表現を規制する"というのは原理主義的に、条件反射的に反対したくなりますね。
まあ、規制したい人の気持ちもわからないではないけれど。

僕の勝手な印象だと、歴史的に、国や地域が文化的に栄えるのは、その国の興隆期ではなく、没落期な気がしますね。
統計とったわけじゃないので、ぼんやりした印象ですけど。

してみると、現在没落まっただ中の日本、100年に一度なくらい文化的に盛り上がっててもいいはず。
実はそうなのかも知れない。当事者にはわからないだけで。
国力の没落期が文化的に成熟する期間だとしたら、それは表現者にとってチャンスのはず。今がそうなのかも。
文化的な遺産をくっきり残せる時期なのかも知れない。(残すことがいいことがどうかは別として)

その時期に表現を規制するなんて、もったいない。
せっかく没落中なんだから、この機会にいろいろやっておかないと。

あるいは、この100年の日本ごときの勃興なんてさざ波みたいなものだから、文化的にもさざ波程度かも知れないけど。

近頃やたら聴いている Hot Chip In Concert

数ヶ月前にツイッターで誰やらがツイートして、お、なんかいいじゃんと思ってダウンロードしたHot Chipのライブ音源、そのまま放置だったのだけど、なぜか今になって聴きまくってます。

今年の4月のライブですね。1時間23分あるけど。
http://www.npr.org/templates/story/story.php?storyId=126140989
(ダウンロードしなくても聴けますで)

Hot Chipって全然知らなかったけど、今もよく知らないけど、この一週間ほど、やたらヘビーローテーションで聴いてます。飽きろよオレ。

いきおい、iTunesでシングル"Over and Over"をダウンロードしたけど、
http://itunes.apple.com/jp/album/over-and-over-single/id111264949
ライブ音源の方がいいなあ。

2010年12月4日土曜日

Jaakko's ambient live

11月27日、門前仲町のスタジオシンフォニーでのライブコンサート、Jaakko's ambient live "MAGICAL FOREST"に行きました。
シンセサイザー奏者のサーリ・ヤーッコがゲストを交えながら、時には即興で、時には声を出して演奏します。

ライブそのものもEOS 7Dで撮影しましたが、開場前から準備してるところをインターバル撮影もしました。
そのインターバル撮影のムービーと、ライブの映像を合成してみました。



ライブ映像もインターバル撮影もわけわからんですなあ。
どっちもそれだけだとつまんないかな〜と思って。

ライブは他にも撮ったのですが、これもそうなんだけど、どうも音がいまいちですね。
ライブは適度な音圧があってよかったんだけど、録ってしまうと貧弱で、なんだかなあ。
7D本体のマイクだからでしょうねえ。
7Dは映像はきれいでも、マイクは普通に"デジカメのマイク"ですから。今、適当な外部マイクがないし。

光は正面からプロジェクターを投影していて、ほぼその光だけでした。
プロジェクターの映像ネタはヤーッコ自身が制作したループ映像です。
本職はミュージシャンではなく、映像制作…なのかな。
でまあ、こうやって撮ってみると、プロジェクターの光ってのはあまりきれいじゃないですねえ。
感度をかなり上げてるせいもあるのかも知れませんが。

コンサートとは言いましたが、ヤーッコの友人・知人だけを集めて、入場料などとらずにやったものです。
贅沢な趣向でしたねえ。



サーリ・ヤーッコのCGアート
http://vfxjaakko.blogspot.com/

2010年12月3日金曜日

コンパクトじゃないデジカメ用カメラバッグ

フジのデジカメS7000が壊れてしまって、CCDがヘンになってしまったのです。
まあ、だいぶ使い込んだから寿命かもな〜と。本体は仕方ないとして、それ用に買ったカメラバッグがぴったりのサイズで、他に使い道がないのです。
7Dを入れるには小さいし、ここに入るようなデジカメやビデオカメラには大きすぎるし。
形が四角だったら他に使い道もあるけれど、これじゃあカメラ入れるしかない。

LoweproのTLZ mini
使わないからといって「捨てる」それももったいないので、もし、欲しいという人がいたら無料であげます。


開口部の内寸は150mm×100mmぐらい。深さ150mmぐらい。最深部の内寸は…60mm×75mmぐらい。

もちろん中古品です。大きな汚れなどはありませんが、全体的にうすぼんやりしてますね〜。なぜか外よりも内側の方が変色してる気がします。
新品で買って3000円ぐらいかな。こんなものに中古市場があるのかどうか知りませんが、宅急便で着払いだと650円ぐらいですかね、それほどの値打ちがあるのかな。
知り合いなら手渡しすればいいし、知らない人からはたぶん、メール来ないだろう。。

iTunesで映画レンタル rental movie

先月からパソコンソフトiTunesで映画レンタルできるようになりまして、なんだそれ?むむむ…
映像データをダウンロードして、見はじめたら48時間後にデータが消えてしまう。見ないでいても一ヶ月で消えてしまう。なるほど〜。

レンタルだけでなく販売もやってます。
販売だとSDで1本1500円。HDで2500円。
レンタルはSDが200円。
HDが300円。

レンタルについては、そんな安いとも思わないけれど、高くはないですね。
リアル店舗、店員、メディアの入れ物などがない事を考えるともっと安くてもいいはずだけど。

あまり安いとリアル店舗を持つレンタル屋が駆逐されてしまう、という業界の圧力でしょうか。

しかし僕なんかは、うちの近所に関して言えば、レンタルビデオ店はとっくになくなってる。
一番近所のが3年ぐらい前になくなって、じゃあ次はここかなあ、でも微妙な距離だなあ、とか思ってたらそこも閉店、なので最近は図書館からたまに借りるのみでした。

宅配レンタルについて、じっくり調べた訳じゃないけれど、例えば一ヶ月2500円で何本まで、みたいなシステムが普通だと思う。
でも僕の場合は、一ヶ月何も借りない、1本しか借りない時もあるだろうから、そんなシステムはちょっとね。

それに、うちにはテレビがないのでDVDをパソコンで見るのだけれど、24インチぐらいのPCモニターで見るとSDのDVD画質には不満を感じてしまう。
と言ってブルーレイのドライブもないし、フツーのDVDをお金払って借りて見るのはちょっと腰が重い(以前に比べると「映画」というものへの興味が薄れてるせいもあるでしょう)のですね。

そんな状況の人間にとって、iTunesの映画レンタルは“当たり”ですね。

これはヤバい…お金使っちゃう!
幸いにしてまだラインナップは貧弱だけれど、(DVDが1000円ぐらいのハリウッド映画ばかりで、ダウンロード販売が1500円ってどうなんだ?)
これからどんどん増えたら、DVDが発売されないような70年代のアクション映画が加わったら、ヤバいっすよ〜。

勿論HDでお願いします!

ためしに借りてみたのが「座頭市地獄旅」(HD) 1965年 三隅研次監督
以前にSDのDVDで見ている作品ですが、よく覚えてなくてまた借りた、ていう状況。三隅研次ならいいんですよ、オレは。
HDの映画ソフトは初めて見たけれど、いいですね〜!黒が黒くなってて、ツブレもない。
この作品の場合、HDとは言っても、横幅1280サイズの、セミHDです。(他はどうかわからない)
うちのパソコンのモニターが解像度1680×1050なのでそこそこ拡大されるのですが、ほとんど気にならない。
細かくざわついたような動きがブロック状になる箇所もまったくないではないけれど、SDのDVDに比べたらわずかなもので、充分映画にのめり込めます。

ちなみにデータ量は2.4GBぐらいだったかな。それってDVDに比べたらデータ量少ないんだけど、DVDよりきれいっていうマジック。
それでもダウンロードに40分ぐらいかかったから、供給側としてもデータ量はあまり増やさないようにしたいのでしょう。
ちなにみ2.4GBをダウンロードするのに40分だと、速度は8Mbpsですね。ダウンロードした当時はひかりONEだったので、今よりちょっと速いと思うけど、映画レンタルのサービスが始まったばかりで、金曜の夜だから、そのくらいのスピードなら御の字なのかな。

ところで、ハリウッド映画が大多数なのに、なぜか座頭市シリーズ(大映時代)が揃ってます。
大魔神もあって、コピーライトが角川映画になってるから、角川が権利を入手して、ためしにiTunesに並べてみた、ってとこですかね。




今までにもこういうサービスがない訳ではなかった。
数年前に、日本で放映・販売されないようなテレビ映画を見たけれど、値段も店頭レンタルと同じか、もっと高いくらいだし、解像度も低いし、さんざんだった。
ブロードバンドなんて言葉が喧伝されるようになってもう10年ぐらい経つけれど、やっとそれらしいサービスが始まりましたね。




iTunesのアフェリエイトでも映画レンタルできるようになりました。
でも映画のアイコンが出ないのはつまんないな〜。
「座頭市地獄旅」
The Blind Swordman and Chess Expert

シリーズ第一作「座頭市物語」が好きなんだ〜
The Life and Opinion of Masseur Ichi